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中山宿(上山市)概要: 中山宿(上山市)は置賜郡と最上郡の郡境にあった町で戦略上の重要拠点とされ、戦国時代に入ると伊達領と最上領の境だった事もあり中山周辺が何度も戦場となりました。中山には山形県最大級の山城である中山城が築かれ双方の攻防戦が繰り広げられました。慶長3年(1598)に上杉景勝が会津城(黒川城:福島県会津若松市)に入封すると当地は上杉領となり慶長5年(1600)関ヶ原の合戦(長谷堂城合戦)においても中山城が上杉勢と拠点となり最上方の長谷堂城を攻めています。江戸時代に入ると米沢藩と上山藩の藩境となり米沢藩では引き続き中山を重要視します。1国1城令が発令され中山城が廃城となると麓に御役屋(陣屋構)を築き、足軽を配して藩境の守りを固め、番所では人物改めや物品改めなど領国の流出入にはかなり制約がありました。江戸時代は上山城下から米沢城下を繋ぐ米沢街道の宿場町として発展し、基本的に大名の参勤交代では利用されませんでしたが、時代が下がると物資の移動や民衆の行楽、出羽三山の講などで多くの往来がありました。現在でも中山宿では古い建物が点在し旧宿場町の風情ある町並みが続いて、史跡には案内板が設置されまちづくりにも一役買っているようです。
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中山宿(上山市) |
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[ 付近地図: 山形県上山市中山 ]・[ 山形県上山市:歴史・観光・見所 ] |
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中山宿:観光・見所 |
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