二古集落 |
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久保田城
新屋
浜田
桂根
下浜
道川
二古
松ヶ崎
亀田
上蛇田
新沢
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由利本荘市二古集落概要: 道川集落を街道沿いに進むと二古集落に着きます。現在では道川集落と比べても規模が小さい集落です。羽州浜街道はここで、日本海沿いにすすんで石脇へ入るコースと、迂回して亀田城下を通るコースに分かれます。集落の町並みは海側は道路の拡幅などあった為、あまり街道の雰囲気は感じません。国道より山沿いは意識したのか、木製の塀や植栽が連なり風情を感じる通りになっています。
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二古神明社 |
二古神明社は集落の外れの山の中腹に鎮座しています。参道の階段はかなり古びれて歴史を感じさせてくれます。自生の椿がトンネルのように生えていて、かなり雰囲気があります。階段を登りきると視界が突然開きます。境内は開けた空間になっていて、石造りの鳥居だけが威容に立ち誇っている感じがします。狛犬や石灯籠は風化して歴史を感じますが、建物は新しい印象を受けました。冬に訪れた為か硝子のサッシに囲まれていました。創建は寛文年間とされ海中より引き揚げた観音像が御神体として祭られました。周辺は亀田藩主の狩場となっていた事から何度か藩より寄進を受けた他、漁業や塩造、馬産地だった事からそれらの関係者から多くの絵馬が奉納されています。
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清光院 |
清光院は曹洞宗のお寺で寛永元年(1624)に亀田にある岩城家の菩提寺である龍門寺呑亀和尚の開基で、本尊は薬師如来です。大きな建物ではないのですが、参道の階段から古めかしい仏像が並び雰囲気のあるお寺です。二古集落の中では最奥地に近い所で二古川の畔にあります。お寺の裏の道は亀田城下へ抜ける道にもなっていました。亀田領三十三観音霊場第三十番札所。
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