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いわき湯本温泉概要: いわき湯本温泉は奈良時代に、1組の老夫婦が傷ついた一羽の鶴を湧き出る霊泉で癒すると、実は鶴は温泉神の化身で感謝の意から感状を賜り、温泉場の開発を許可されたのが始まりとされます。一方、いわき湯本温泉の鎮守である温泉神社の創建は不詳ですが白鳳2年(637)に湯の岳の山頂から温泉街付近に里宮として遷座している事から温泉地としては白鳳2年以前により知られていたともいえます。温泉神社は延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社の中で温泉神は全国で10柱、社号が温泉神社なのは那須温泉神社(栃木県那須郡那須町湯本)、鳴子温泉神社(宮城県大崎市鳴子温泉湯元)と当社の3社である事から何時しか日本三古湯(道後温泉:愛媛県松山市、有馬温泉:兵庫県神戸市、いわき湯本温泉)に数えられるようになりました。鎌倉時代に入ると名湯の名声は朝廷にも広がり、信濃御湯(現在の別所温泉:長野県上田市)、名取御湯(現在の秋保温泉:宮城県仙台市)ともに三御湯に数えられました。三御湯は第84代順徳天皇(在位:承元4年:1210年〜承久3年:1221年)が日本全国にあった温泉地の中から選定した9名湯の内に「御」の字が付いた温泉地の事で特に名湯中の名湯とされました。江戸時代に入ると陸前浜街道の宿場町として湯治目的だけでなく、旅人や物資の運搬業者なども数多く利用し大きく発展しました。実際に泉質(含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉)も良く特に美肌作用・解毒作用・末梢血管拡張作用に効能がある事から月岡温泉(新潟県新発田市)、磐梯熱海温泉(福島県郡山市)と共にに「磐越三美人湯」に数えられています。
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いわき湯本温泉 |
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いわき湯本温泉:温泉街・町並み |
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いわき湯本温泉:観光・見所 |
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