浜井川集落 |
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金光寺
豊岡
森岳・鹿渡
鯉川
天瀬川
真坂・夜叉袋
一日市
浜井川
大久保
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井川町浜井川集落概要: 一日市から馬場目川を渡り大川、浜井川村に入ります。現在、浜井川には宿駅とが置かれた大久保やに比べると町屋など古い建物はなく、店舗なども少ないですが、街道沿いの住宅の庭木などがあり雰囲気が残っています。国道も集落脇を通っていて静かな住宅街となっていますが、旧羽州街道沿いには浜井川神明社や庚申塔、上堤敷のけやきなどが点在して歴史を感じることが出来ます。浜井川集落は現在井川町の中心となり町役場やJRの駅などがあります。周囲の市町村との合併を避け独立を保っている為、井川町の独自的政策が期待されます。
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浜井川神明社 |
浜井川神明社は浜井川集落の鎮守で、祭神は天照皇大神です。この位置は羽州街道と今戸へ続く中世からの古道の結束点になっているのが興味深いところです。古来から道の付け方や微地形の変化には人々は関心をもっていた事が分かります。街道に面して鳥居があり石畳が拝殿まで伸び、数本のけやき(井川町指定保存樹)の大樹が歴史を語っています。明治元年に薬師神社や若宮八幡宮と合祀し、境内には様々な石碑や板碑などがあり信仰の深さが分かります。
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熊野神社 |
今戸にある熊野神社は中世からある古社です。隣接する実相院は承和6年(839)開基した密教系の寺院で、熊野神社とは神仏混交の形態が明治以降にも続く非常に珍しいケースです。神社と寺院が隣り合っているのは多少違和感があります。社殿はあまり大きくありませんが、本殿の4隅には力士像を設えるなどなかなか凝った作りになっています。 境内には南北朝時代の板碑など多数あり文化財指定されています。一日市神社と同様に5月5日に願人踊りの奉納がされます。
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