戸波集落 |
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横手市戸波集落概要: 戸波集落は「落人の郷」などと呼ばれている集落です。小安街道からは皆瀬川を挟む為、比較的独立を守ってきた集落と言えます。「ぎおんばやし」「きつねばやし」「草音頭」といった独自の郷土芸能が現在にも伝わっています。戸波神社は元々が薬師堂と呼ばれる神仏混合社で今でも山門があり当時の名残を感じさせます。街並みは建替えが進み古い建物は少ないのですが水場などもあり雰囲気が感じられます。又、少し離れた所に戸波鉱泉があり、つかれた体を癒してくれます。
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戸波神社 |
戸波神社には案内板などなく由来、歴史等はよくわかりませんでしたが、鳥居近くの石柱に薬師の文字があることから神仏混淆だったと思われます。新しく整備された階段を登ると左右に古木の切り株など残り雰囲気のある参道が続きます。正面には単層の神社山門があり仁王像が安置されています。拝殿は3間社で入母屋、鉄板葺きの建物で唐破風の向拝があり、比較的新しい建物だと思われます。本殿は拝殿と比べ歴史が感じられる古い建物です。
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水場 |
戸波集落には現在でも水場があります。道路からは1段低い所にあり山側には石が積まれ、崩れないように工夫しています。又、上流から飲料用と洗い物用と3段に分かれていて用途によって場所が異なるようになっています。水場には祠があり中には水神様が祭っていると思われ、湧き水に対し感謝の念が感じることが出来ます。周囲はかなり清潔に保たれていて現在でも集落で維持、活用しているのではないでしょうか。湧き水は口も元にもやさしくなかなかの名水ではないでしょうか。
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祈り |
戸波集落から吉野桜、戸波神社へ続く道沿いに様々な祠や石碑が立っています。又、この地点は道が十字に交差していてる特異点で住民から神聖視されていた場所だと考えられます。祠(お堂)は屋根にむくりが付き小さいながら目に付く建物で、中には仏像かお地蔵様のようなものが安置され、現在でも信仰の対象になっているようです。 |
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吉野桜 |
吉野桜は案内板によると「文化7年(1810年)戸波の鶴松(現内藤政右ェ門の初代)の道中記(伊勢詣)に、旅の途中吉野の山で、桜の実を食したとき、その種を弁当箱に入れて持ち帰り実生したとある。この桜の開花時が、農家の苗代作りの目安とされて「種まき桜」と称されており、今尚健在で、春には美しい花を咲かせ村人の心を和らげている。」とあります。推定樹齢は200年でかなり幹廻りも太く迫力があります。増田町の名木に指定されています。 |
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