下出戸集落 |
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追分
上出戸
下出戸
江川
天王
船越
男鹿市
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潟上市下出戸集落概要: 下出戸は男鹿街道沿いにある集落です。比較的大きな家屋があるせいか、街道沿いに庭木が目に着き雰囲気があります。下出戸の三輪神社の石碑には天保元年(1830)、児玉庄三郎が男鹿街道沿いに松苗を25000本植えたと記述があることから、何らかの影響はあると思います。現在は道路も拡幅されそれらを見る事はほとんど出来ませんが、その後植えられたと思われる松の木が所々にあり、当時を感じさせます。
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三輪神社 |
三輪神社は下出戸の産土神です。創建は分かりませんが、境内にある石碑から明治19年(1886)に手水石造立と記されている事から、それ以前からだと思います。男鹿街道沿いに鳥居が立ち、社殿は僅かに高台に鎮座しています。集落からの信仰が厚いのか、狛犬や鳥居、石灯籠などが参道を囲み、境内社も数社あります。参道にある木々も大きく育ち歴史の深さを感じます。
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三十三番観音碑 |
三十三番観音碑は男鹿街道が開設後文化2年(1805)太田玄碩が建立しました。追分三叉路を基点として集落の出入り口や三叉路などの道路の結束点に配置されているように思えます。庚申塔などと一緒に安置されている場面も多く見受けられ信仰の対象になっていた事が分かります。現在は風化が進んではっきりと文字などは読めませんが小さな祠の中に納まっ案内の柱が立っています。
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男鹿半島 |
男鹿半島概要: 男鹿半島は秋田県を代表とする観光地として有名で年間を通して多くの観光客が訪れています。男鹿半島は元々火山島だったとされ、半島のいたるところでその形跡を見る事が出来、その独特な景観は時には信仰の対象や伝説の原点にもなっています。中世には修験僧の修業場として山岳信仰の盛んな場所となり、現在でも男鹿半島には「赤神神社五社堂」や「真山神社」、「万体仏」などの遺構数多く残っています。
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