上出戸集落 |
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追分
上出戸
下出戸
江川
天王
船越
男鹿市
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潟上市上出戸集落概要: 上出戸は男鹿街道沿いの集落で古い建物は少ないですが落ち着いた雰囲気があります。出戸浜海水浴場の方が有名になり集落の方はあまり注目はされませんが、近くの北野集落には北野神社があります。その歴史は古く天延年中(973〜976)とも延文年中(1356〜1361)ともいわれています。本殿には隅木の4隅には力士像が鎮座し屋根を支えています。本殿は潟上市指定文化財になっています。
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北野神社 |
北野神社概要: 北野神社は由緒を読むと天延年間(973〜976)に菅原道真公の遺品を土中に埋め、その上に祠を建てたのが創建とされています。江戸時代に入ると寛文7年に久保田藩主、佐竹義処公が神社を再興(秋田領十二社)し、宝暦11年に奥殿その他の建築を再建しました。現在の奥殿はその時のもで当時の名工達が製作にあったそうです。奥殿は社殿そのものは大きいものではありませんがそこに施されている彫刻が大変素晴らしいものだそうです。現在は覆い屋がかぶさっているのでその全貌をみることは出来ませが、かろうじて屋根の下の4体の力士像の存在は確認出来ます。境内は寄進された石灯籠など多数ありかなり雰囲気のある空間で信仰の深さを感じます。北野神社本殿は潟上市指定文化財になっています。
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庚申塔 |
上出戸の集落でも出入り口には庚申塔が安置されています。現在ではお参りする人もいないのか、多少荒廃した印象を受けました。多少塚状に盛り上がり、大きな松の木の根元にあります。ここを起点として日本海に抜ける道があったと思われ、道祖神などの道の神と習合していたと思われます。
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三十三番観音碑 |
三十三番観音碑は男鹿街道が開設後文化2年(1805)太田玄碩が建立しました。追分三叉路を基点として集落の出入り口や三叉路などの道路の結束点に配置されているように思えます。庚申塔などと一緒に安置されている場面も多く見受けられ信仰の対象になっていた事が分かります。現在は風化が進んではっきりと文字などは読めませんが小さな祠の中に納まっ案内の柱が立っています。
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男鹿半島 |
男鹿半島概要: 男鹿半島は秋田県を代表とする観光地として有名で年間を通して多くの観光客が訪れています。男鹿半島は元々火山島だったとされ、半島のいたるところでその形跡を見る事が出来、その独特な景観は時には信仰の対象や伝説の原点にもなっています。中世には修験僧の修業場として山岳信仰の盛んな場所となり、現在でも男鹿半島には「赤神神社五社堂」や「真山神社」、「万体仏」などの遺構数多く残っています。
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