江川集落 |
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追分
上出戸
下出戸
江川
天王
船越
男鹿市
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潟上市江川集落概要: 江川集落は男鹿街道沿いにある集落です。男鹿半島方面に向かって左側に左折すると江川港が見えてきます。江川港は八郎潟の残存湖を利用して造られた港で、直接海と接している訳では有りません。港町特有の迷路のような場面は少なく、新興住宅地がかなり入りこんでいる様相です。町並みにも庚申塔や三十三番観音碑などは見られるものの古い建物は少なく当時の雰囲気は年々少なくなっているようです。
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江川神明社 |
江川神明社は集落の中に入って所に鎮座し、街道からはその位置はなかなか判りづらいところにあります。建物自体はかなり新しそうです。案内板などもない為、歴史や由来等は分かりませんでしたが、神明社を始め、境内社には唐松神社、稲荷神社、金毘羅神社など多数あり周辺の神社が合祀したようです。後年に遷座してきたのか大樹などが無く、境内が多少物足りないような気がしますが新たな歴史を刻んでいきそうです。
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庚申塔 |
江川の集落でも庚申塔が安置されています。後年、ここに集められたのか、かなりの数の庚申塔が街道に一列、整然と並んでいます。特に「七庚申」と書かれている石碑が多かったと思います。七庚申とは庚申の年が7回ごとに訪れる年を「七庚申の年」と言い、特に盛大に祝い塚や石塔を建立すこと指します。この周辺の集落でもこの様な信仰が信じられていたと考えられます。
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三十三番観音碑 |
三十三番観音碑は男鹿街道が開設後文化2年(1805)太田玄碩が建立しました。追分三叉路を基点として集落の出入り口や三叉路などの道路の結束点に配置されているように思えます。庚申塔などと一緒に安置されている場面も多く見受けられ信仰の対象になっていた事が分かります。現在は風化が進んではっきりと文字などは読めませんが小さな祠の中に納まっ案内の柱が立っています。
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男鹿半島 |
男鹿半島概要: 男鹿半島は秋田県を代表とする観光地として有名で年間を通して多くの観光客が訪れています。男鹿半島は元々火山島だったとされ、半島のいたるところでその形跡を見る事が出来、その独特な景観は時には信仰の対象や伝説の原点にもなっています。中世には修験僧の修業場として山岳信仰の盛んな場所となり、現在でも男鹿半島には「赤神神社五社堂」や「真山神社」、「万体仏」などの遺構数多く残っています。
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