由利本荘市: 東由利館合集落

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東由利館合集落
館合集落
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由利本荘市東由利館合集落概要: 館合は本荘街道と田代、矢島へと続く道の結束点として交通の要所で、中世、由利十二頭の一人玉米氏が支配した場所です。当時館合は東由利地方の中心で、現在八塩小学校付近一帯が居城跡とされ、西側は20mの絶壁になっています。館合の名称もそこから来るのかも知れません。八塩小学校前には大物忌神社が鎮座し、小さい集落ながら店舗も数軒あり落ち着いた町並みを呈しています。
大物忌神社
 大物忌神社大物忌神社は玉米館跡に鎮座しています。由来等は解らなかったのですが、周辺にも大物忌神社が存在し信仰が根付いているのが解ります。大物忌神社の総本宮は鳥海山山頂の本宮と山形県遊佐町にある里宮の事で、この館合集落でも鳥海山信仰が盛んだったと思います。社殿自体はあまり大きくはありませんが、細部の彫刻は細かく竜や鯉などをあしらっています。鳥居や社殿の位置は多少違和感がありますが、理由は良く解りませんでした。
米本館
 米本館米本館は中世、由利地方を支配した由利十二頭の1人玉米氏の本城でした。土塁などの遺構は見当たりませんでしたが、西側に高さ20mほどの断崖を持つ要害の平山城です。館合は本城街道沿いにある集落ですが、田代方面に行く道と矢島の大水口を結ぶ玉米街道の結束点で交通の要所でした。現在は主郭と思われる部分に八塩小学校と大物忌神社が鎮座しています。
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