由利本荘市: 石沢集落

羽州街道

石沢集落
石沢集落
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由利本荘市石沢集落概要: 石沢集落は本荘街道沿いにある集落で本荘城下から最初の宿駅です。現在でも古い建物が数軒残り街道の町並みの雰囲気が残る集落です。中でも本荘藩藩主六郷氏が使用したとされる本陣が当時の姿を留めており門や板塀、茅葺屋根の母屋があります。秋田県内に本陣として利用された建物も少なくなり大変貴重な存在といえます。又、石沢館のイチョウなどに見られるように中世から開けていた集落といえます。
本陣
 本陣石沢集落で注目すべき点はなんと言っても本陣跡です。跡と言っても現在でも木塀や門、母屋、氏神堂などが残っています。確かな事は解りませんが木戸のみと門の2つの門がある事から門が藩主など身分が高い人が利用されたと考えられます。母屋は茅葺であまり屋根が高くはありません。増築を繰り返した為なのか間取りが複雑なように感じられました。道路際には氏神堂があります。本陣外部から見ただけなので詳しくは解りませんでしたが屋根の形状からもかなり格式が高いと思われます。由利本荘市だけでなく秋田県内にはこの様な本陣の遺構は少なく貴重な存在と言えます。特に文化財指定は無いようですが、建物の維持管理は大変で到底個人で出来るものではありません。現在も住まわれている方がいるようですが早目の対策が必要だと思います。
石沢館のいちょう
 石沢館のいちょう集落の中央に石沢館のいちょうがあります。案内板によると「この地は、戦国時代の有力武将で、由利12頭の1つ、石沢氏の館城郭跡である。伝承によると、石沢氏が学問の神として信仰して天満宮を建立、祀ったとき、その祠の傍らに植えられたものといわれている。地上約3メートルのところから幹が2本に分かれていたが、昭和34年の伊勢湾台風によって、片方の幹が失われた。しかし、その他の傷は少なく、樹勢は良好で、市に現存するいちょうとしては最高齢のものの1つであり、その由緒を示すかのように雄大な姿で親しまれている。平成6年4月、市で3番目の天然記念物として文化財に指定された。樹齢約400年、樹高18m、幹廻り5.8m」とあります。
近代洋風建築(洋館)
 近代建築石沢集落は以外に近代建築が多く見受けられます。由利本荘市中心部に近いというのが影響していかも知れませんが、もしかしたらそのような風土があるのかも知れません。左側の写真は昭和初期に建てられたと思われる建物です。瓦屋根ながら寄せ棟にして、窓の形状は縦長になっています。正面壁にはR面の付け柱は素材と色を変えてが洋風を強調させています。玄関ポーチの柱廻りもデザインされ、特に足廻りは重厚なイメージを与えます。近代建築住宅の中にも洋風が取り入れられています。完全な洋館はありませんが、右側の写真のように和風建築に洋風の要素が散りばめられています。外壁の下見板壁や窓の形状が特徴で玄関も洋風を意識しています。2階部分の出窓は多角形で、色彩も外壁と異なる色にしている為、この住宅のデザインを印象深いものとしています。
大蔵寺
 大蔵寺大蔵寺は案内板によると「当寺は中世由利十二頭の一人石沢孫四郎公を開基とし大日坊を開山とすろ真言宗の寺院で本荘市柳生字高野田にあった。その後寛永2年本荘藩主六郷家の菩提寺永泉寺11世華岳春栄大和尚を勧請開山とする曹洞宗の寺院として現在地本荘市湯沢に移築されたものであります。その間、正徳、享保年間に増築されたが寛政3年その伽藍を全焼し再建された。昭和27年茅葺屋根が瓦葺に改築され開山堂(位牌堂)も増築整備されたが、不幸にして昭和48年3月30日再び伽藍を全部焼失するに至った。その後僅か2年数ヶ月にして全檀家協力により昭和50年11月1日現在の大伽藍の完成をみたものである。」とあります。本荘領三十三観音霊場でもあり周辺の信仰を集めています。
石沢神明社(八幡宮)
 石沢神明社(八幡宮)石沢神明社の創建は延喜19年(919)出羽国神主藤原藤太夫が石沢の地に伊勢神宮を勧請し祠を建てた事が始まりとされています。その後応永元年(1394)に石沢の住民達が祈願した事が成就した為、石沢郷14ヶ村の総鎮守として社殿を再建しました。江戸時代に入ると本荘藩主六郷家の祈願所となり例祭の祭、藩主が参拝出来ない時は寺社奉行が代参していたそうです。現在の社殿は天明3年(1783)に再建されたもので六郷家の家紋である三つ盛亀甲に七つ星が施されています。街道からは路地の奥まった所に鎮座しているので多少分かり難いかもしれません。
 
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