横掘集落 |
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横堀
院内
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湯沢市横掘集落概要: 横掘村は街道沿いにある町で、特に院内への伝馬役として機能していました。現在は町屋など古い建物は少ないものの、道路幅もそれほど広くなく店舗が密集している為、旧羽州街道沿いの町だということが雰囲気でわかると思います。横堀の町外れには小町堂などの小野小町伝説縁の遺構があります。小町伝説は全国に数箇所ありどこも確証は無いようです。秋田=美人と言うのが定着したせいか、横掘が一番知名度は高いとは思いますが・・・・。又、周辺には人形道祖神が村境に置かれている集落があり民俗学(民俗信仰)的にも興味深いところです。
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誓願寺 |
誓願寺は元和2年(1616)に渋江内膳政光を弔うため院内銀山に建てられました。当時建てられた寺院は11ケ寺を数え誓願寺はその1つでした。その後正徳5年(1715)に下院内、嘉永4年(1851)に現在地に移りました。同じく院内銀山に建てられた西光寺は銀山の衰退と共に廃寺になりその本尊である阿弥陀如来像が譲り受けました。阿弥陀如来像は鎌倉時代中期に恵心僧郡の作と伝えらたもので秋田県指定有形文化財になっています。秋田三十三観音霊場第9番札所。
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熊野神社 |
熊野神社は小野小町伝説の場所の1つです。案内板には「延暦21年御堂を建替え田村丸の寄進あり、当時瓦屋根で、この字は小通道(花木田、橘、町田)橋といった。熊野神社は東向き、和歌宮は西向きで、弘仁20年頃小町の京より下せし文など1ツ箱に入れ、和歌堂に入置していたが、文禄年間最上義光の兵火により両社共無残焼き亡び、元和巳未年いまの社地に再建された。」とあります。
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小町堂 |
小町堂は小野小町生誕の地とされている1つです。全国的にもそのような場所は多く、小町縁の地は全国28都道府県にのぼるとされています。ここ雄勝町でも幾つかの伝承や史跡が残っていて、他県に先駆けて観光化、ブランド化しています。小町堂は其の一環と思われますが、かなり煌びやかな建物が建っています。もしかしたら、当時の秋田県にはこのような建物があったと誤解する人もいるかもしれません。小町まつりも後年できたお祭りですが、周辺にある他の史跡とはやはりギャップがあるようです。
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