奥州街道 ：越堀宿-境界石
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概要・歴史・観光・見所
境界石（那須塩原市・越堀宿）概要：　越堀宿は黒羽藩（１万８千石・藩庁：黒羽城）に属していましたが、天領（幕府領）との藩境が複雑で曖昧だった為、度々争いが起きました。江戸時代後期の文化１０〜１１年（１８１３〜１８１４年）、１１代藩主大関増業（那珂川舟運の整備、治水工事、産業育成などを行った）はそれを憂い当時大阪城勤務だった為、大坂の石工小島屋石工半兵衛に命じて境界石を製作され、海路で当地まで運び建立しました。境界石は複数個所が建てられましたが、当石は那珂川左岸の越堀側にあったものを大正７〜８年（１９１８〜１９１９年）に浄泉寺境内に移築したもので、花崗岩製、高さ１５１ｃｍ、幅２１ｃｍ、正面には「従此川中東黒羽領」、背後には「於摂州大坂作江西横堀小島屋石工半兵衛」と刻み込まれています。黒羽領境界石は貴重な事から昭和４７年（１９７２）に那須塩原市指定史跡に指定されています。

境界石

境界石
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