雲然集落 |
|
刈和野
土川
小杉山
雲然
角館
|
大仙市雲然集落概要: 雲然集落は角館から玉川を渡るとすぐの集落で協和の境から分岐した繋街道との合流地点として発展してきました。その為、中世では田中館が築かれ角館侵攻の最終防衛ラインとして重要視されていた場所です。荒屋敷地区では「イタヤ細工」の伝統を受け継ぐ地域で、秋田県内では太平の黒沢集落など数少ないうちの一つとされています。鎮守である八幡神社には八幡太郎義家の伝承をもち、地名である「雲然」にも興味があるところです。
|
|
八幡神社 |
八幡神社の前には案内板があったのですが、多少見づらい所もあり要約すると、八幡太郎義家がどうやらこの雲然集落にやってきていたらしく馬幣桜を植えたそうです。その桜は現在はないそうなのですが、切り株が残っていて、鑑定すると1080年以上前のものわかったそうです。境内には石碑など多数ありこの地域の鎮守として信仰を集めていたことが分かります。鳥居脇の大杉もかなり立派ななものです。2の鳥居が自然木を利用していたものでかなり個性的で印象深く感じました。
|
|
竜厳寺 |
竜厳寺の創建は元文3年(1738)現在の山形県鶴岡市の善宝寺の住職が開山したと言われています。特に大名などから庇護されていた訳でもなく、ほとんどの檀家が農民だったようです。現在の建物は昭和50年に改修したもので、山門はコンクリートで出来ています。前面の細い道路が旧刈和野街道で当時を僅かですが伝えています。背後の小高い山は田中館跡地で中世、戸沢氏の支城の1つで豊臣秀吉の命により破却されました。
|
|