四ツ谷集落 |
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大曲
四ツ谷
長野
鶯野
角館
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大仙市鶯野集落概要: 大仙市四ツ谷集落概要: 四ツ谷は角館街道沿いの集落です。大きな商業の集積はなく、現在街道沿いには数店の店舗があるだけです。ただ町並みはかなり長く続いていて街道の雰囲気はわずかですが残っています。又、道路と家屋の敷地の間にはコンクリート化されていますが水路があり、当時の生活の様子が窺えます。町の性格からいっても角館街道の宿場町というよりは在郷町といった方が正いかも知れません。
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神明社 |
四ツ谷集落の中程の街道沿いに鎮座しています。石造の鳥居を潜り数十m進んだところに社殿があります。境内には青面金剛を始め出羽三山碑など多数の石碑があり信仰の対象になっていたことが分かります。拝殿の形状が神社というよりも仏閣に近く神仏混交だったことが考えられます。本殿は神明造りで後に付け加えられたような感じがして多少アンバランスな印象を受けます。信仰の変遷がわかる興味深い建物だと思います。
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福昌寺 |
福昌寺の創建は良く分かりませんでいたが現在たっている場所が、中世の城であった前村館跡と言われている為関係があったかもしれません。街道からは若干離れていますが四ツ谷駅に通じる道沿いにありますので比較的わかりやすいと思います。現在の本堂は昭和40年代に建替えられたものです。
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白山神社 |
白山神社は四ツ谷集落に隣接する新谷地に鎮座しています。古くは大同2年(807)に東夷東征してきた坂上田村麻呂が再建したとの伝承が残っています。寛治5年(1088)には源義家が御神酒すず(錫、徳利)を奉納し、天正年間には戸沢盛安が社領を寄進、同じく江戸時代には秋田藩主佐竹公の崇敬が厚く、寛永6年(1629)に初代藩主佐竹義宣が社領を寄進しています。社殿は3間とあまり大きくはありませんが社地は広く境内には庚申塔を初めとする多くの石碑があり、周辺住民からの信仰を集めていたと思われます。 |
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