鶯野集落 |
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大仙市鶯野集落概要: 鶯野は角館街道と生保内街道の合流地点です。現在でも旧国道105号線上と県道10号線上とT字型に町並みがあり、当時の名残があります。道路の拡幅があった為か、古い建物はあまりありませんが商店なども見受けられます。又、玉川沿いにあった為、何らかの商業的活動があったと思われます。現在でも三嶋神社や庚申塔の松などが当時の姿を留めており、旧鶯野小学校の校舎の一部が残っています。
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三嶋神社 |
三嶋神社は鶯野郷の鎮守で案内板には「此の三嶋神社の御神は、伊豆の国の一宮にして大山祗命なり」とあります。ちなみに大山祗命は山の神です。山が全ての源と考えられ、鉱業や林業、農業、商業、海の神様とも言えるようです。この神社ではどの様な想いが込められたのかは分かりませんが鳥居の大きさから見てもかなりの信仰は広い感じを受けます。社殿の建築年は不明でしたがかなり年月が経っているようで、拝殿は3間4面のもので屋根の反りが大きく特徴的な建物です。江戸時代の紀行家「菅江真澄」も訪れた所です。
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庚申塚の松 |
庚申塚の松は旧鶯野小学校の校庭にあります。元々は3本あったようですが現在では2本の松が高々あります。特に案内板などに由来等書かれていなかったのですが、文字通り庚申塔と同じような意味合いの持つ松だと思います。松の周囲には庚申塔の石碑などは見当たりませんでしたが、当時はこの辺りが集落の境だったのではないでしょうか。
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旧鶯野小学校 |
旧鶯野小学校は廃校になっていて現在体育館部分が公民館の一部として活用されています。建築年は分かりませんが昭和初期の近代建築だと思います。外壁は下見板張りで屋根妻面が白漆喰で仕上げています。切り妻の屋根の軒出はそれほど長くなく、柱が外壁面より外側にあるのが特徴だと言えます。体育館正面の入り口部分は他の外壁面よりも前に出し屋根まで上げ、そこに付いているハイサイドライト状の窓が、この建物の正面性を決定付けています。 |
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